PCのセキュリティ対策を行うにあたり、セキュリティ対策製品に頼る事も選択の一つとして良いでしょうが、基本的な部分でのOS(Windows)の設定をしておきましょう。
サイバー攻撃を受けた際、Windowsのセキュリティ設定が防御の基盤ともなるため、可能な限り実施したいものです。
設定次第では、PCの利用上わずらわしい状態になる可能性もあるため、利便性との兼ね合いも重要です。
これらを踏まえた上で、Windowsを利用する際に最低限知っておきたいセキュリティ対策の設定項目について見ていきましょう。
「システムとセキュリティ」で確認する
「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」へ進むと、バックアップの取得状況や更新プログラムのインストール状況(セキュリティ・パッチなど)の適用状況を確認することができます。
ウイルス対策ソフトの確認
ウイルス対策ソフトは、最低限導入しなければならないセキュリティ対策製品の1つと言えるものです。
「システムとセキュリティ」内の「セキュリティとメンテナンス」では、ウイルス対策ソフトの稼働状況が表示されます。
対策ソフトを導入していない場合には、インストールして「有効」の状態にしておきましょう。
バックアップファイルの確認
復元を迫られた時と、バックアップファイルを取った時期に差があると、PCが大きく時間を遡った状態に戻ってしまうことになります。
バックアップファイルを作成した日時があまり古くならないように気を配りましょう。
コントロールパネルの「システムとセキュリティ」から「バックアップと復元(Windows7)」を選択することで「最新のバックアップ」を行った日時を確認することができます。
更新プログラムの確認
更新プログラムの確認も随時必要な項目のひとつです。
Windowsの更新プログラムは、セキュリティ・パッチも含まれたものであるので、常に最新の状態を保ちましょう。
Windows7までは、更新プログラムのダウンロードとインストールを行うかどうかは、任意の設定とされていました。
Windows10では、強制的にダウンロードとインストールが行われるように変更されています。
この、更新プログラムが適用されているかどうかは、「Windows Update」画面から確認することができます。
「Windowsアイコン」→「設定アイコン」→「更新とセキュリティ」と進むことで、「Windows Update」を開くことができます。
セキュリティ・パッチがリリースされたタイミングでセキュリティ・パッチの適用を行うのが好ましいでしょう。
環境によってはセキュリティ・パッチが適用できないこともあるので、そのような場合には代替策がないか確認をしましょう。