マルウェアとは? サイバー犯罪で頻繁に利用される不正な動作をするプログラムについて知ろう。

概要

マルウェアとは、コンピュータやプログラムに対して不正かつ有害に動作させることを目的に作成された不正ソフトウェアのことです。

不正な動作をするプログラムを示す総称です。

様々なマルウェア

  • コンピュータウイルス

第三者のコンピュータやプログラムに対し、何らかの被害を及ぼすように作成されたプログラム

  • バックドア

遠隔操作が行えるように、攻撃者によって被害者PCに仕込まれる裏口用のツール。

  • キーロガー

操作内容や情報を窃取するために、キーボードの操作内容(どのキーがどの順番で押されたか)を記録して攻撃者に送信するプログラム。

  • アドウェア

広告やウェブサイトを不正に表示させることを目的としたプログラム。

サイバー犯罪では、これらのマルウェアが頻繁に利用されています。

代表格なものでは、Banking Trojan(バンキング・トロジャン)があげられます。

インターネットバンキングのユーザーを狙ってアカウント情報の窃取などを行うもので、インターネットバンキングの普及に伴って登場したマルウェアです。

他にもPOS(Point-Of-Sales)システムを狙った「POSマルウェア」、標的システムをリモート操作するための「バックドア」、標的ユーザーのアカウント情報を不正に記録するための「キーロガー」など、あらゆるシステムに対応したマルウェアが存在します。

これらは、サイバー犯罪の目的に応じて開発されているのです。

背景と事例

1990年にコンピュータウイルスが登場。

それ以降、バックドア、キーロガーなど悪性コードを含む様々なソフトウェアが登場しました。

以前は「コンピュータウイルス」として一括りにされていましたが、現在ではそれらの多様性も踏まえ「マルウェア」と呼ばれています。

新聞報道などでは、一括りに「コンピュータウイルス」と表現しているものもあります。

新しいマルウェアや、国内で流行しているものに対して、関係各所から注意喚起が行われています。

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